Greeting
髙久史麿 / 尾尻佳津典/ Joseph Ibanez
◉ ご挨拶
- (故)髙久 史麿
- 尾尻 佳津典
- Joseph Ibanez
幸いなことに私たちの国・日本には世界トップクラスの医療が存在し、世界でも例のない「皆保険制度」により、国民は安心安全な環境で高度な医療を受ける事が出来ます。世界を見渡してもこれほど恵まれている国はないのではないでしょうか?先人達の英知に感謝をしなければなりません。その一翼を担えた事は、私の医学人生においても幸せな事だと思います。
さて、日本は超高齢社会になり、国民は益々医療サービスを受ける機会が増えました。世界中に驚くほど多くの情報が飛び交う今日、求める安心安全な医療情報を見つけ出す事が非常に困難になっています。
そのような背景から、集中出版は医療の質を様々な角度から見極めた情報をもとに、大学医学部、及び、医療機関の格付けを行う「集中格付」を公表してまいります。大学医学部は、予備校が作成する偏差値で評価をされていますが、大学医学部の真の評価は偏差値だけで測れるものではありません。教育プログラムや研究の成果、医学部教授の質も重要であり、卒業生の実績も評価に含まれるべきです。また、医療機関も同様に、手術件数や導入されている医療機器だけでなく、患者が必要とする安心安全面を始め、多角的な評価が求められています。
本事業は日本初の「格付」となりますが、医療情報誌・月刊「集中」の長い実績を踏まえて尽力したいと考え、会長に就任致しました。今後、多くの皆様方に参考にして頂ける「格付」を目指してまいります。
2021年7月
「集中格付」プロジェクト
会長 故・髙久 史麿
公益社団法人地域医療振興会会長 日本医学会連合名誉会長 前日本医学会会長
この度、医療情報誌「集中」の発行元・集中出版株式会社は「集中格付・大学医学部」「集中格付・病院」「集中格付・美容クリニック」の格付事業を開始致します。この3部門の格付の趣旨を簡単にご説明致します。
「集中格付・大学医学部部門」
今日の情報社会にあっても日本の大学医学部の格付はありませんでした。これまで大学医学部のレベルを計る物差しは、大手進学予備校作成の偏差値と各大学の医師国家試験の合格率でした。高校の進路担当の教師、医学部を目指す生徒や父兄にとって、大学医学部の情報が圧倒的に不足していました。同時に、海外の医科大学からも研究等でタッグを組む日本の大学医学部を求める声が大きくなっているのが現状です。
弊社は医療情報誌「集中」を通じて知り得た膨大な大学医学部情報を元に、メディアの目線で独自の大学医学部格付を行っています。その理由は海外のメディア、研究所や大学から弊社へ、日本の大学医学部情報が求められているからです。
しかし、ここに来て「2023年問題」が発生した事から、日本の大学医学部は国際的な評価を得る必要が一気に生じました。まさに「黒船の襲来」です。
「2023年問題」により、日本の大学医学部の置かれる状況が大きく変わる事は間違いありません。
積極的な情報開示は今日の世の中でとても重要な要素となっています。この情報開示により、これまでの地道な努力が高く評価される大学もあれば、これまでの高い評価とは逆の評価を受ける大学医学部もあるかもしれません。「集中格付」は、多角的な評価を行う第三者的な物差しとして、非常に重要な役割を果たしていくこと目指します。
「集中格付・病院部門」
医療機関の評価は非常に複雑で難しく、その価値を査定することはとても難しいのが現状です。それ故、金融機関は経営的な数字で査定し、メディアは手術症例数や有名医師の有無をもってランキングを発表しています。
多くの医療機関は日々、患者満足度を高めるために努力し、医療の向上を図っていますが、そのような活動も含めた多角的な観点の医療機関からの情報発信が不足していることも事実です。
昨今のコロナ感染症拡大の中、全国の医療機関が志を高く活躍する崇高な姿は立派の一語です。全国から多くの感謝の声が届いている事と思います。
医療専門情報誌の「集中」が満を持して発表する「集中格付・病院部門」は、昨今、患者が本当に求めている情報を軸に、多角的な観点から分析する事を目指します。
「集中格付・美容クリニック部門」
美容医療サービスを受けた結果、多くの医療被害者が生まれ、大きな社会問題となっています。2017年の国会「消費者問題に関する特別委員会」では、美容外科の施術などで被害を受けた方々の声を集中的に審議していました。この国会において、消費者庁と厚生労働省は、「美容医療サービスの向上化」を徹底する事を国民に約束し、美容医療サービスを受診する前に、必ず「美容クリニック」の安心安全度を精査するように注意を促しています。
「集中格付・美容クリニック版」は、美容クリニックの医療サービスの健全化につながるよう、患者目線を軸にした評価項目を定め、受診者が美容クリニックを選ぶ際に、必要な安心安全を測る指標となるよう努めていきます。
2022年9月
「集中格付」プロジェクト代表
集中出版株式会社
尾尻 佳津典
The University of Cambridge Japan Consulting Supervisor is very much looking forward to the Shuchu Publishing of 81 medical schools ranking and research publishing criteria.
Japanese university medical schools can gain recognition from the rest of the world by submitting more English research papers, but unfortunately, the number of research papers from Japan has seen a relative drop in the number of academic papers published by the Japanese medical community.
Some worry that this trend will result in fewer and fewer Japanese researchers winning the coveted Nobel Prize.
If we look at the Japanese winners of the Nobel Prize in the natural sciences, most of their research dates back 10 to 30 years from the date they received the award, so many of the recent winners are gaining recognition for the results they began generating in the 1980s or 1990s. One cannot help wondering if Japanese scientists will be able to continue receiving the Nobel Prize at the same rate in the years ahead.
Despite the fact that the academic level of Japanese university medical schools is among the highest in the world, the identity of each and every university is never clearly visible.
There are multiple reasons for this, but one reason is the lack of data on the proper evaluation of university medical schools in Japan.
The lack of evaluation is a major reason why the world’s abundant funding for researchers does not reach the research budgets of Japanese university medical schools.
I believe that an evaluation that is transmitted to the world will change the Japanese medical schools to a proper constructive evaluation and clear historical tracing data.
I believe that the evaluation of University Medical schools by the Shuchu Publishing Group will be a major solution boost from a long term performance perspective to this national challenge.
2022年9月
A Representative of University Of Cambridge Japan Consulting Supervisor
Joseph Ibanez